力を抜くと言うことは筋肉の『弛緩』(ゆるめる)とは違う。
弛緩するだけなら何の役にも立たない。
弛緩するだけなら全身麻酔をすれば完全に弛緩することが出来る。
それでは何の感覚とも出会えません。
必要な時には力を入れることが出来る状態でありながら、
力が抜けている必要がある状態。
力を抜かないと力は入れられない!
(すでに力が入っていると、その上には力は入れられない )
(離れた2ケ所を同時には、力は入れられないの意味もある)
リラックスを制するものはボイトレを制すというが
必要な部分を使うのに最低限の力以外は不必要という
単なる使い分けでもない。
抜こうとすると、「抜こうとしている事」が「固さ」となって残ってしまう。
トレーニングを続けた中で、抜けた状態と出会い、
その抜けてる状態の感覚を覚えて、その感覚を取り出すしかない。
良く似た教えに『無になる』です。
「わたし」が消えてしまう世界で、
「わたし」をどのように実現するのか・・・。
無に成る為には無に成ろうとしないこと・・とか
初期開設日 2012.04.01
最終更新日
2020.05.04
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