腹式第2の誤解について少し詳しく書きます。
まず歌っている歌い手さんのお腹を見てください。
まったく動いていないと思います。
むしろ肩・胸・お腹・・姿勢 寸分の変化・狂いはないと思います。
とても美しい立ち方です。
当然 固めているわけではないので、自然な動きはあります。
睡眠時呼吸には、膨らむ⇒元に戻る・凹む 確かに腹式呼吸をしています。
歌唱時呼吸は、吸気から呼気への移行は 筋肉の向きを変えるようにしません。
往復運動、一方的にユ-ターンする感覚は間違いです。
※常に呼気の方向性で吸気し、その吸気感覚で呼気を維持します。
吸った息の消費感覚・凹み感覚は有りません。
いわんや凹みの収縮感で息を出そうとして出るものではありません。
※自然に出る呼気を吸気感覚でバランスさせる感じです。
(これを第2の呼吸といいます)
本来、呼気を促進する筋肉はありません。
呼吸筋は吸気時に収縮・緊張して、
呼気時はそのもとへの弛緩・解放として動きます。
楽な息を吐くとは、この弛緩・解放を感じることです。
吸気・・背骨の収縮 上から下へ
呼気・・背骨の解放(元に伸展)
背骨の自由を保つことが、リラックスの目的です。
そのためには、姿勢を無視しては考えられません。
まだ沢山書きたいのですが、シリーズとして続けます。
初期開設日 2012.04.01
最終更新日
2020.05.04
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