左図は、声帯部を真上から見た図
内喉頭筋のなかで、
声の楽器(音色)を高めるには、
声帯の閉鎖を調整する閉鎖筋の
機能からコントロールする。
声帯の閉鎖には、 主に3つの筋肉。
これらの筋肉が上手く働いて
声が出せるようになれば、
声の楽器(音色)を使い分け
歌声としての表現の幅が広がる。
①側筋(外側輪状披裂筋)
声帯の後ろについている「披裂軟骨(図の青い部分)」を
外側に回転させる働きを持つ筋肉。
披裂軟骨が回転することにより、少し声帯が近づきます。
背面側に多くの隙間が残るので、息漏れした声になる。
②横筋(横披裂筋・甲状披裂筋)
披裂軟骨の後についている筋肉。
披裂軟骨そのものを近づける働きを持つ。
横筋が働くと、より声帯は近づき、振動を増すようになる。
歌声を普段の話し声のような発声になる。
③交錯筋(交差筋) 声帯筋 、内甲状披裂筋
声帯の横に、交わるようについている交錯筋が働くことにより、
声帯を更に閉鎖することができる。
閉鎖具合を調節することができるようになるので、
パワフルな声のみならず、自在に音色が出せるようになる。
初期開設日 2012.04.01
最終更新日
2020.05.04
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