前屈腹式呼吸
正しい声の出し方を知るために体を曲げた姿勢(前屈姿勢)
でのトレーニングを勧めます。
腹式呼吸を身につけるためには、お腹の前の方がやたらと動かず、
(前屈の姿勢になることで、身体の前半分・胸・腹の力が抜ける)
横隔膜をとり囲む筋肉が全体的に使いやすくなることが必要です。
こうすると、息をコントロールする場所が感じやすくなる。
両手を肩が上がらないようにウエストの位置、わき腹にあてて、
体を腰から前方へ少し曲げてみてください。
このとき頭を胴体の位置よりも下げすぎると、頭に血が上ぼるようになるので、
床に水平なところ以上に前屈しないこと。
そして、息を思いっきり吐いて、そのあと自然と吸ってみましょう。
ウエストのあたりのお腹に空気がスッと入ってくるのが感じられると思います。
体を曲げてブレスをすると、
胸や肩に空気が入ってしまう(胸式呼吸)のも防げますので、
初期のトレーニングとしては、有効な方法です。
このときは、体を前屈させたときに、
背中の線と首からの頭のうしろの線がまっすぐ一直線になるようにすること。
前屈したときも上半身は立って歌うときと同じ状態でなくてはならない。
<前屈姿勢のチェック>
背中と後頭部が一直線上になるように意識してください。
初期開設日 2012.04.01
最終更新日
2020.05.04
※メルマガ限定記事
読者限定の無料特典付き
[パトス・ボイトレ
発声身体力学講座]
読者登録