1.喉頭を中心としたコントロールする喉頭筋群の技術及び強化
2.呼吸を中心としたブレスコントロールする呼吸筋群の技術及び強化
トレーナーによって1と2との重点の違いでレッスンの内容が少し違います
1.の喉頭派は、とても呼吸の事が曖昧です。
たとえば、腹式呼吸の説明・必要性も
『腹式呼吸は、みなさんが寝ている時に行っている一番自然な呼吸法です。
「自然な腹式呼吸」ができていれば特に問題はありません。
「声を発するための声帯にゆっくりと息を供給する腹筋の柔らかい動き」』
という扱いです。 (実は、その「自然な腹式呼吸」を見失ってる!?)
2.の呼吸派は、身体と深い息の関係の身体造りから入ります。
最初に息吐きを中心としたトレーニングです。
喉は、無くても息から声を出す感覚にします。
腹式呼吸も体幹部、股関節まで及ぶ「息支え」の感覚・技術から
喉の自由度(開く)喉頭筋へと進みます。
この立場の違いは、
アメリカ方式の発声法の提唱者は、1.の立場をとっているように思います。
欧米人と違い日本人の浅い呼吸・日本語の制約など
日本人の特性からの提唱者は、
2.の立場をとっているように思います。
欧米人は、すでに深い息です、日本人は、胸式の浅い息です。
欧米人は、喉に力が入り難い、日本人は、喉に力が入り易い。
(声帯が開き過ぎ) (喉の力で閉じ過ぎ)
パトス・ボイトレは2.の立場をとり、1.も学んで行きます。
導入は
個人の状態にも寄ると思います、喉を力むクセのない人は1.からでも
また 今はマイクの性能も良くパワーもさほど求めません
ただ カラオケで喉に力の入り易い人は
2.から喉に代わる支え感・息支えの感覚が必要だと思います。
注意!
腹式呼吸は、決して「強い息」を作るために腹筋を鍛えることではないのです。
むしろ胸部のリラックスと呼吸を体幹部にわずかな力の総和で担わせ
呼吸と喉の反応を良くする為です。
睡眠時の呼吸は腹式であっても喉と反応させてないのです。
その事だけで腹式呼吸を運動としてだけで捉えると間違えます。