第1回 リラックス(脱力)しなさい ・姿勢の誤解
今までは!
上図Aのように 姿勢はリラックスありきが大前提でした。
そこで首・肩の力を抜くことから筋肉の脱力することに専念。
ただ漠然と力を抜いて立ってしまう。 (下腹を始め下垂してしまう)
問題点
ここから意識は力を抜くことに偏り
必要な力を入れることを見失ってしまった。
声には声の元・要素を作るとき力が要ります。
特に強い意識・感情を乗せる音にするときには
声の芯(要素)を強める力が入るのが自然です。
その入れ方は大切ですが(最も重要 後述)
リラックスと思い回避しては何も伝わりません。
(テンションまで下がってしまいます)
今では!
リラックスとは筋肉の力をただ抜く事ではなく。
①筋肉・皮膚感(空間) ⇒ 動かす部屋
②重心(中心・実体) ⇒ 動かすもの
③ベクトル(方向性) ⇒ 動かす方向
を確保する状態を造ること
すなはち骨盤前傾などのフォームを造りフォームで力を抜くこと。
くつろぐようなリラックスではなく不安定な浮遊感を創ること。
上図のCをイメージして下さい。
力を抜くのは
力をすぐに入れ易くする為に、力を抜く
力を抜かないと力が入らない 矛盾のバランス(真反対の同時進行)
肩を1mmでも下げなさい、胸を下げなさいは間違えです。
高め位置からスタートしそこから下に弾んで戻ってきます
下げてると 弾まず 持ち上げてしまう
指揮者のタクトは上から振り降ろして戻って来ます